研究課題/領域番号 |
25713064
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研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
藤田 優子 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (90514670)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | マイクロRNA / 成長発育 / ラット |
研究実績の概要 |
生後3週齢のラット10匹に固形食(コントロール群)もしくは粉末食(実験群)を8週間与えて飼育し、実験期間終了後、深麻酔下で安楽死させ、ただちにすべてのラットの咬筋(浅層、深層)を摘出した。摘出した右側の咬筋の一部でHE染色標本を作製し、残りのサンプルでmicroRNAを含むtotalRNAの抽出を行った。Total RNAのサンプルから、microRNAおよびDNAマイクロアレイ解析を行い、信頼性のあるmicroRNAとmRNAのみを抽出した。さらに実験群とコントロール群間でt-testを行い、p値が0.05未満で発現値の変動倍率が2以上もしくは1/2以下のmicroRNA(浅層;21種、深層;11種)とmRNA(浅層;555種、深層;155)を抽出した。 HE染色標本において、筋線維の平均横断面積と直径を測定し、実験群とコントロール群間における平均値を比較した結果、実験群の平均横断面積と直径はコントロール群と比較して有意に低い値を示した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
概ね予測した通りの結果が出ているため。
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今後の研究の推進方策 |
miRNAマイクロアレイ解析とDNAマイクロアレイ解析で得られたデータで統合解析を行う。 変動miRNAと変動mRNAの発現値が逆相関関係にあるものを抽出し、さらに公的データベース(targetScan, miRDB)を使用してmiRNAのターゲットmRNAの予測を行う。次にGene Ontology 頻度解析、KEGG Pathway頻度・挙動解析を行い、さらなるmiRNA-mRNAの絞込みを行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成27年度に遂行予定であった実験の一部が年度をまたいでしまったため。
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次年度使用額の使用計画 |
本年度は昨年度より続行している実験を完了する予定である。
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