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2013 年度 実績報告書

新生児疼痛管理の実践を牽引するリーダー育成のための教育プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25713066
研究種目

若手研究(A)

研究機関広島大学

研究代表者

小澤 未緒  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 講師 (80611318)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード新生児 / 痛み / 教育プログラム / 質指標 / リーダー
研究概要

1. 教育プログラム(案)の作成
新生児の痛みの教育、リーダー育成教育、シミュレーション教育に関連する文献検討を行い、プログラム(案)を作成した。案について新生児の痛みの研究者2名で妥当性を検討した。
2.教育プログラム(案)の評価指標
教育プログラム(案)受講後に疼痛管理が向上したかどうかを検証するための評価指標として、デルファイ変法を用いて「NICU・GCUにおける疼痛管理の質指標(Quality Indicator:以下QI)」を作成した。医師5名看護師6名からなる専門家パネル委員に対し、専門家パネル会議を含む3回の適切性評価を実施した。適切性評価は1「極めて不適切」~9「極めて適切」の9段階スケールでの評価とし、第1回の適切性評価では15のQI候補に対し、第2回の適切性評価では21のQI候補に対し、第3回の適切性評価では13のQI候補について適切性評価を実施した。第3回の評価で採用基準(中央値7以上で1~3の評価なし)に達したQIは13項目でそのうち2項目を統合したため、最終的に抽出されたQIは12項目であった。また、教育プログラム(案)開催1年後の各施設の疼痛管理に変化の有無やその内容に関する質的な評価のために記述型の自記式質問紙票を作成した。加えて受講前に事前に作成して頂く各組織における疼痛管理の現状分析と課題の抽出のための組織分析シートと教育プログラム(案)受講後の各施設での疼痛管理向上のための計画シートを作成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

教育プログラムの評価指標の作成に時間を要したため、対象者のリクルートができていない。

今後の研究の推進方策

1.対象者のリクルート
痛みの質指標を作成した際の専門家パネル委員の所属する施設及び総合周産期医療センターのNICU・GCUに研究計画書及びリクルートについてのお知らせを郵送し、研究参加施設を募集する。
2.教育プログラム(案)施行前のデータ収集
作成した組織分析シートを用いて参加施設の組織分析を行う。
3. 教育プログラム(案)の実施
2014年1月31日~2月1日(2日間)の予定で開催する予定である。

次年度の研究費の使用計画

購入予定であった和洋図書が大学のその他の経費で購入することが可能であったため。
次年度の教育プログラムで必要な参加者のための資料整理ファイルやセキュリティ機能付きのUSBメモリの購入費に充てる。

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公開日: 2015-05-28  

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