PUFとFuzzy Extractorを用いて暗号鍵を生成・共有するPUF-KEY回路のFPGA実装を行った。Fuzzy Extractorは誤り訂正符号を利用して不安定なPUF出力から暗号鍵を生成する機構である。今回、誤り訂正符号としてReed-Solomon (RS)符号を使用し、符号化器および復号器の回路開発にはMatlab HDL Coderによる高位合成を利用した。PUF-KEY回路の回路規模や速度について評価を行った。また、3枚のSASEBO-G3ボードにPUF-KEY回路を実装し、それぞれから異なる鍵が生成され、後に同じPUFを用いて復元できることを実機により確認した。
|