直線歩行と建物知識の導入によって歩行者デッドレコニングの高精度化を図った.右左折や蛇行を伴わない歩行が一定時間以上安定してセンシングできている区間を「安定歩行区間」と定義し,それに基づいて歩行軌跡を推定する. 特定の建物群の様々な経路を,スマートフォンを携帯して歩行する,歩行センシングデータを収集し,HASC-IPSCとして整備し公開した.またユビキタス・ウェアラブル系研究に関する国際会議Ubicomp/ISWC 2015においてPDR Challengeを開催した.本チャレンジ等して,ユニーク被験者数90人,経路データ数229個の屋内歩行センシングデータを収集し,コーパス化した.
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