本研究では,新たに導入された機構を利用し,Javaプラットフォームにおける動的多様化技術を次の3つの観点で取り組んだ.(A)実行時の保護プログラムの隠蔽,(B)実行時間遅延の低減,そして,(C)動的解析への耐性評価である. 研究を通じて,次の手法を提案した.(A)実行時に全ての保護情報が暴露しない動的難読化手法,(B)invokedynamic命令を用いた軽量かつ動的な保護手法,(C)では(C-1)コルモゴロフ複雑度による理解困難さ評価,(C-2)パープレキシティによるステルス性評価,(C-3) 適用難読化手法の特定手法,(C-4)より大規模な集合を対象としたバースマーク手法を提案した.
|