研究課題/領域番号 |
25730114
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
山添 大丈 大阪大学, 国際公共政策研究科, 助教 (70418523)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | ウェアラブル / 姿勢推定 / モーションキャプチャ / 動的ARマーカ |
研究実績の概要 |
平成26年度は,前年度に実施できなかった,モーションキャプチャを真値としたデータ取得を行うとともに,取得したデータに基づく姿勢推定アルゴリズムの検討・実装を行った.姿勢推定アルゴリズムの予備検討として,Histograms of Oriented Gradients(HOG)とSupport Vector Machineによる姿勢推定について検討・実装を行い.左右5方向について頭部方向が推定できることを確認した.この結果については,研究会で発表を行った.モーションキャプチャを用いたデータ取得を行い,モーションキャプチャによる姿勢を真値とした姿勢推定手法への拡張を行っているところであり,これにより姿勢推定精度の向上を図る.また,頭部以外の姿勢推定についても検討を進めているところである. 外部環境に対する対象人物の位置・姿勢に関しては,外部環境と装着カメラとの位置・姿勢を推定手法について検討を進めた.最終的には,マーカ等を必要とせずに,外部環境に対する位置・姿勢推定を目指しているが,本年度は,ディスプレイ等に表示された動的なARマーカを用いて,ディスプレイ等と装着カメラの位置・姿勢を推定する手法を提案した.この手法の実装・実験を行い,実験結果等に関して論文誌や国際会議や国内会議で発表を行った. また,提案システムを高齢者の支援システムへ応用することを目指し,装着カメラによるトイレナビゲーションシステムや,画像以外のセンサ(加速度・ジャイロ等)を用いたユーザの状況把握と状況に応じたユーザへの働きかけ手法についても検討を進め,国際・国内会議等で発表を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画の2項目のついて,それぞれ実験結果を発表できており,おおむね順調に進展しているといえる
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今後の研究の推進方策 |
数十人規模でのデータ取得を行うとともに,データに基づき最終システムの実装を進める
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次年度使用額が生じた理由 |
学習データ取得のための被験者実験が行えなかったため
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次年度使用額の使用計画 |
次年度に、学習データの取得実験を行い,それ以外は計画の通りで使用の予定である
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