研究課題
若手研究(B)
結合発振器上で、様々な同期現象が見られ、その中の特殊な同期現象の一つとして位相反転波動がある。この波動現象は、隣接した発振器間の位相状態を切り替え伝搬し続ける現象と言える。これら特殊な同期現象を解析するには、従来の手法で十分であるとは言えない。そこで、電力を用いた解析手法の開発を行った。特に、個別の発振器の瞬時電力を見ることにより、従来よりも明確に位相反転波動などの現象を判別できることを明らかにした。また、各種同期状態の周波数を電力を用いて導出できることを明らかにした。
非線形現象