石碑表面の凹凸を斜光撮影を用いて撮影した後、開発した画像処理ソフト連動型の解析型デジタルアーカイブを使用し、撮影画像の照度を利用し、位相角の異なる画像同士の照度の差分を取得したり、石碑表面の形状によりモデル化した照度パターンとの比較を利用し、碑文のみ抽出することが可能となった。 本研究は、文字の自動判読を目指し画像を二値化し文字以外のノイズの除去を試みているが、風化が酷くなるにつれて、字形の喪失や、字形以外の風化による凹凸など、除去しきれないノイズが多くなり、予測される字が多くなりすぎた為、実用化にはいたらなかった。
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