研究課題
若手研究(B)
赤道直下のアフリカ、ルウェンゾリ山の氷河(ウガンダ)は、大幅な縮小が報告され、近い将来に消滅が予測されている。氷河の表面は1年間で最大で161cm低下しており、低下量は氷河表面が黒くなり反射率が低くなるほど顕著であることがわかった。この氷河の黒色化には、氷河上で生育するコケ植物の塊(GMGA)の分布が関連しており、日射などにより氷河の表面温度が高くなることで、主構成種のCeratodon purpureusの増殖が促されていることが示唆された。
雪氷生物学