研究課題
若手研究(B)
鉄鋼生産時に副生する製鋼スラグ(溶銑予備処理スラグ)を鉄分溶出源とし,高炉スラグ微粉末および石炭灰を結合材として用いた多孔質な鉄鋼スラグ水和固化体(POSSC)を作製し,その海藻増殖ブロックとしての適用性について検討した。その結果,POSSCの全空隙率を指標とすることで,設計に必要な圧縮強度および鉄溶出速度を予測できることが分かった。また,腐植質を溶銑予備処理スラグ容積の2%置換することで,圧縮強度を大きく損なうことなくPOSSCの鉄分供給性能を向上させることが可能であることが明らかとなった。
コンクリート工学,環境材料