本研究では、子供の安心・安全環境に資するコミュニティ機能の維持と地域ESDの構築を目的に、伝統的な地縁組織やコミュニティ活動が現在も維持されている歴史都市(京都、フエ)と、伝統的な地域コミュニティ活動がほとんど失われており、ほぼ地域コミュニティ活動がない現代都市(西宮、ダナン)において調査を進め、①地域環境における子供の安心・安全環境阻害要因の整理、②子供の安心・安全環境に資するコミュニティ機能の解明、③子供の安心・安全環境に資するコミュニティ機能を持続する地域ESDプログラムの構築、を行った。そして、4地域の地域特性による地域ESDプログラムの相違点の解明し、他地域への適用方法を構築した。
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