次世代自動車の走行音デザイン,および関連する制度のデザインに活用される知見の蓄積を目的とし,(1) 歩行者にとって車両の接近や挙動を理解しやすい走行音・接近通報音デザインの理解,(2)快適で運転しやすい走行音・接近通報音デザインの2つの目的を設定した。第一の目的のため,環境音条件下で十分に検知される音量と周波数特性の定量的理解のための心理音響実験,および同等の検知井容易性を持ちつつ異なる聴取印象を与えられる音設計のための検討を行った。また第二の目的のため,周波数変化と加速感印象の関係を解明するため,視聴覚刺激やドライビングシミュレータを用いたの印象評価実験を実施した。
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