私たちは「見た目(外見)」で人を判断することがあり、それらが対人関係に影響することもある。外見の中でも大きな面積を占める「衣服」はその役割の多くを担っている。衣服におけるデザイン要素は見る人に様々な影響を及ぼすものの、心理評価で検討されたものが多く、客観的指標を用いた検討は非常に少ない。また、円滑な人間関係を構築するためには、評価者(見る人)の評価方法(見方)の特徴も把握しておくことが有効と言える。本研究では、アパレルデザイン(形、色、素材)の効果と評価者の評価特徴を客観的評価手法により数値化・可視化し、対人関係の円滑化に寄与できる「アパレルデザインの効果と評価者特徴の指標」を構築した。
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