大量調理施設では、調理や機器稼動のために多くCO2を排出している。これらの施設で適切な省エネルギー対策を行うことで、多量のCO2排出量削減効果が期待できる。本研究では、大量調理施設における効果的な省エネルギー対策を立案するために、大量調理施設で活用できるエネルギー消費量「見える化」システムを構築した。また、「見える化」システム導入による調理員への省エネルギー意識への影響について検討し、「見える化」システムを導入した施設で大量調理を行うことで調理員の省エネルギー意識が向上する事を確認した。さらに、エネルギー消費量の削減を可能とする調理機器の使用方法や調理操作についてモデル実験を行った。
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