肥満マウスにおけるGALPの抗肥満作用について、末梢組織での脂質代謝調節機構に注目してしらべた。脳室内投与後およそ1時間後から呼吸商がGALP群でVehicle群と比較し有意に減少した。肝臓中の脂肪酸合成に関与する遺伝子発現はVehicle群と比較しGALP群で有意に減少した。DIOマウスへのGALP点鼻投与によって、体重が有意に減少した。肝臓TG値はGALP群で減少し、肝臓中脂肪酸酸化関連遺伝子発現はGALP群で増加した。以上の結果から、GALPは通常食給餌マウスと同様にDIOマウスでも肝臓での脂質代謝を改善することで抗肥満作用を示している事が示唆された。
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