研究課題/領域番号 |
25750083
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研究種目 |
若手研究(B)
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
小川 修史 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), 講師 (90508459)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | スタンプ・アノテーション機能 |
研究概要 |
平成24年4月~平成24年6月:連携組織間で,事前打ち合わせを実施した. 平成24年7月~平成24年9月:児童の様子をビデオで撮影したものを用いて,動画アノテーションの挿入作業を実施してもらい,その後,試行的にケース会議を試行した. 平成24年10月~平成24年12月:試行的に行ったケース会議の結果,議論が活性化しないという課題が発生したため,議論の活性化を実現する機能について検討した.従来のシステムは児童の感情をテキストで表現し,テキスト間の差分を比較検討することにより,議論の活性化を目指したものであったが,テキストの場合,感情を具体的に表現することが出来ず,抽象的なテキスト間での比較では,議論が具体化しない点に問題があると考え,感情を具体的に表現することを支援すべく,感情をイラストで表現し,アノテーションとして挿入するスタンプ・アノテーション機能を考案した. 平成25年1月~3月:スタンプ・アノテーションの選定作業を実施し,アノテーション機能を含めたソフトウェアの実装を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では,追加機能の実装,開発,および評価を平成25年度中に開発するとしていたが,追加機能について検討する期間が含まれておらず,検討に約2ヶ月を要したため,評価に至っていない.追加機能について検討する期間が含まれていなかった背景には,あくまでテキスト・アノテーションのみで十分な議論が可能であり,機能を追加実装することにより,議論をより活性化させること可能であると想定していた点が挙げられる.実際は,テキスト・アノテーションのみでは,動画によっては十分な議論が難しい点が判明したため,既存のシステムで議論を活性化させることは困難と判断した.そこで,追加機能について慎重に議論し,現在はシステムの再構築を行っている. 平成25年度中にシステムの評価まで至っていないことを鑑み,「やや遅れている」と判断した.ただし,同時並行で研修パッケージの開発を進めているため,研究機関内に遂行は可能であると判断している.
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今後の研究の推進方策 |
スタンプ・アノテーション機能の評価が終了後,研修パッケージの検討に速やかに移行する予定である. 平成26年4月~5月:追加実装機能の評価 平成26年6月~7月:研修パッケージの検討 平成26年8月~9月:研修パッケージの実践的評価 平成26年10月~平成26年1月:研修パッケージの改良 平成27年2月~3月:研修支援システムおよび研修パッケージの公開作業
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次年度の研究費の使用計画 |
平成26年度の研修パッケージ開発および実践的検討に予算が必要であり,当初予定していた金額では不足する点が懸念されたため. 物品購入費については,実践校に既にある機器を用いた場合など,購入する必要のない物品が発生したため,平成26年度繰り越している.ただし,別途システム開発費等が発生する見込みであるため,平成25年度の物品購入費残額については平成26年度に使用する.旅費,人件費,およびその他については,迅速かつ効率的にデータを収集するために,増額が必要不可欠であるため,平成25年度予定額の残額を使用する.
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