これまでに開発したシステムを発展させ,新たに運動者の動きを振り返ることができるシステムを開発し,即時的なフィードバック学習を事後に内省面から補助した.具体的には、運動に伴い意図せず生じる姿勢や動作変化(疲労や運動学習の成長によって生じる感覚的な変化[ずれ]による)を考慮し、それらを気づかせるシステムを構築した。その結果から、自己の身体に対する感覚的なずれが明らかとなり、即時的なフィードバック支援に影響が出る感覚的なずれの補正を事後の機会に行うことが可能になった。これにより、即時的なフィードバックの質を担保しつつ、前年度までに構築した運動学習支援環境と、本年度構築を行った事後学習支援環境を一貫させた包括的な支援環境が構築できた。
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