研究課題
若手研究(B)
本研究では、日本における疫学の移入・学問形成のプロセスを、医学の国際的状況という背景、および疾病構造転換による社会医学的関心の高まりの視角から検討した。疫学や社会調査が対象としたさまざまな地域と人間集団に関して蓄積されたデータを分析することによって、疫学調査そのものの導入の背景についての分析を深めるとともに、歴史資料として調査データを分析することにより、調査当時の地域における人々の健康や生活環境・医療環境に関する知見をも引き出すことができた。
近代日本医学史