• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2016 年度 実績報告書

被覆制約の付いた巡回路問題におけるモデルの整備と解法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 25750128
研究機関関西大学

研究代表者

村上 啓介  関西大学, 商学部, 助教 (90646457)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード最適化問題 / アルゴリズム / モデル化
研究実績の概要

本研究の目的は、被覆制約の付いた巡回路問題(CTP)のモデル化とアルゴリズムの開発である。より現実的な条件を反映したモデル化と、そのモデルに対しての実用的なアルゴリズムの開発を目指す。
本年度は、CTPにおいて電気自動車やプラグインハイブリッド電気自動車を用いた場合のモデルの構築と解法の開発を行った。電気自動車は走行にかかる費用を安く抑えられるが、様々な制約が付く。例えば、充電なしでは長い距離を走行するのは困難である上に、充電にはかなりの時間がかかるという制約がある。したがって、従来のCTPモデルをそのまま適用することはできなかった。そこで、電気自動車を用いた場合独自のモデル化を行い解法の開発を行った。具体的には、ガソリン車と電気自動車を併用して、広いエリアをカバーできるモデルを提案し、それに対する効率的な解法を開発した。また、近年注目を浴びているプラグインハイブリッド電気自動車を用いたモデルを提案した。プラグインハイブリッド電気自動車はハイブリッドモードと電気モードを切り替えて走行するので、経路と同時にモード切替のタイミングが重要になる。本研究ではモード切替と経路を同時に考慮できるようにモデル化を行い、高速に解を求めることができる解法の開発を行った。
さらに、CTPを拡張したハブ設置型のCTPの提案を行った。ハブ設置型のCTPは、ハブの設置位置を決定すると同時に従来のCTPを解く問題であり、大変困難な問題である。本問題は、より広い範囲の配送計画を考える場合に適していて適用範囲が広い問題であることを確認した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Formulation and algorithms for route planning problem of plug-in hybrid electric vehicles2017

    • 著者名/発表者名
      Keisuke Murakami
    • 雑誌名

      Operational Reserach

      巻: 印刷中 ページ: 印刷中

    • DOI

      10.1007/s12351-016-0274-5

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 時間制約付きハブ配置配送計画問題に対するアプローチ2016

    • 著者名/発表者名
      村上啓介
    • 学会等名
      計測自動制御学会システム・情報部門学術講演会2016
    • 発表場所
      滋賀県立体育館(滋賀県)
    • 年月日
      2016-12-06 – 2016-12-06

URL: 

公開日: 2018-01-16  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi