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2015 年度 実施状況報告書

慢性頚部痛に対する頚部深部筋トレーニングの確立

研究課題

研究課題/領域番号 25750211
研究機関首都大学東京

研究代表者

来間 弘展  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (80433184)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード頚部深部筋 / MRI
研究実績の概要

本研究は、頚部深部筋の活動を効果的に行う運動を開発することである。頚部深部筋の筋活動をMRIにて捉えることで、効果的な運動方法を調べることである。まず筋活動をMRIにて測定するシークエンスを確立し、そのシークエンスをもとに、頚部深部筋の筋活動を計測し、最も頚部深部筋を働かせるトレーニング方法を検討することが本研究の目的である。
頚部深部筋の活動をMRIにて捉えるシークエンスは、体幹筋や肩関節などで行ってきた方法を改良し、MRI信号強度の変化により筋活動を捉えることができるようになった。
頚部トレーニング方法においては、バンドを使用した方法やうなずき運動器具を用いたトレーニング方法を検討してきているが、現時点ではどのトレーニング方法では深部筋だけでなく、表在筋も同様に活動してしましまう。効果的なトレーニング方法の確立ができておらず、まだ健常人における効果検証段階であり、頚部痛のある人への対応ができていない。
平成28年度中にトレーニング方法を確立し、頚部痛者への運動療法の効果検証を行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

MRIの稼働が止まってしまった間に遅れてしまった遅延を取り戻せていない。
また頚部筋トレーニングの方法確立に難渋してしまっており、頚部痛者を対象に研究を行う段階へ到達していない。

今後の研究の推進方策

トレーニング方法について、研究協力者と話し合い、再検討し進めていく。

次年度使用額が生じた理由

頚部痛者への効果検証が完了していないため、平成28年度にこの研究分の費用が持ち越しとなった。

次年度使用額の使用計画

平成28年度に頚部痛者を集め、運動の効果検証を行うために、物品購入や謝金に使用する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2016 2015

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 頚部痛に対する専用機器を用いた自己管理下での頭頸部屈曲エクササイズが主観的および客観的アウトカムに及ぼす影響2016

    • 著者名/発表者名
      瓦田恵三,中丸宏二,波戸根行成,相澤純也,小山貴之,松本高志郎,橋本明秀,来間弘展,新田收
    • 雑誌名

      理学療法科学

      巻: 31 ページ: 107-110

    • DOI

      http://doi.org/10.1589/rika.31.107

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 筋・筋膜アプローチとスポーツ障害への適用2015

    • 著者名/発表者名
      来間弘展,佐伯武士,Jose Miguel Tricas Moreno,Silvia Perez Guillen
    • 雑誌名

      臨床スポーツ医学

      巻: 32 ページ: 946-950

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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