3事業所で2010-2012年に訪問リハビリテーションを開始した利用者の初回実施計画書を分析し,その内容と目標達成との関連を認めた.次に,作成した4領域(目標設定・課題の分析・プランの提案・プランの立案と実施)のアセスメントシートとチェックリスト(全20項目)が,目標の設定や利用者および家族との調整プロセスを可視化し,提供者と利用者・家族間の情報共有を促進することがモニタリングによって示された.最後に,17施設の訪問リハ提供者への質問紙調査から,訪問リハ4年目以上の提供者はそれ未満に比べて,対象者の活動や参加に関する評価や,対象者や家族の意向を反映した具体的プランの立案を行う傾向が認められた.
|