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2015 年度 実績報告書

ハイリスク新生児の運動発達と育児環境が発達軌跡に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 25750243
研究機関森ノ宮医療大学

研究代表者

澤田 優子  森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (10637987)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードハイリスク新生児 / 運動発達 / 育児環境 / 発達軌跡
研究実績の概要

本研究はNICU入院経験のある児および養育者を対象とした経年調査により、児の運動発達と育児環境の実態および関連要因を明らかにすることを目的とした。平成27年度には下記の研究を行い、成果が得られた。
1.入院中の児の発達評価:在胎週数40Wごろの児を対象として、MRIなどの医学的診断、Dubowitz評価(神経発達学的評価)、GMs(自動運動の評価)評価を実施し、児の発達の特徴を把握した。その結果、満期産時の一般データと比較すると、やや低値であることが確認された。
2.退院後のフォローアップ外来における児の発達評価:修正月齢4カ月、10カ月の児を対象として発達評価(新版K式)を実施した。その結果、出生時の状況がその後の児の発達に影響することが明らかとなり、体重が低い、在胎週数が早いほど発達指数が低い傾向が確認された。また、4カ月時の調査におい養育者の育児に対する意識が高い場合は、10カ月時の発達指数が高値になることが確認された。
3.退院後のフォローアップ外来における養育者の育児不安の評価:修正月齢4カ月、10カ月の児の養育者(母)を対象として育児不安の調査をアンケートおよびインタビューを用いて実施した。その結果、育児不安は相対的に低く、母の育児に対する不安は高いとは言えず、不安や不満の事項は配偶者と関係などにおいて発生していることが確認された。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (6件)

  • [学会発表] Factors related to the early childhood childcare environment: A 5-year cohort study2016

    • 著者名/発表者名
      yuko sawada
    • 学会等名
      ICP2016
    • 発表場所
      神奈川県横浜市
    • 年月日
      2016-07-24 – 2016-07-29
  • [学会発表] NICU退院後の子育てにおける母親の育児不安と発達との関連2016

    • 著者名/発表者名
      成宮牧子、澤田優子
    • 学会等名
      ハイリスクフォローアップ研究会
    • 発表場所
      東京都
    • 年月日
      2016-06-25 – 2016-06-27
  • [学会発表] NICU入院経験のある児を対象としたフォローアップ外来における修正4・5か月時点での発達の特徴2016

    • 著者名/発表者名
      澤田優子
    • 学会等名
      第18回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム
    • 発表場所
      長野県大町市
    • 年月日
      2016-02-18 – 2016-02-20
  • [学会発表] フォローアップ外来の立ち上げと現状2016

    • 著者名/発表者名
      本田憲胤、澤田優子
    • 学会等名
      第18回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム
    • 発表場所
      長野県大町市
    • 年月日
      2016-02-18 – 2016-02-20
  • [学会発表] NICU入院経験のある児を対象としたフォローアップ外来における2016

    • 著者名/発表者名
      成宮牧子、澤田優子
    • 学会等名
      第18回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム
    • 発表場所
      長野県大町市
    • 年月日
      2016-02-18 – 2016-02-20
  • [学会発表] NICUから開始するST(言語聴覚士)介入2016

    • 著者名/発表者名
      浅野奈穂子、澤田優子
    • 学会等名
      第18回新生児呼吸療法モニタリングフォーラム
    • 発表場所
      長野県大町市
    • 年月日
      2016-02-18 – 2016-02-20

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公開日: 2017-01-06  

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