研究課題/領域番号 |
25750285
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 永子 筑波大学, 体育系, 助教 (80611110)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | トレーニング調査 / クロアチア / セルビア / モンテネグロ |
研究実績の概要 |
平成26年度は、まず、5月20~26日にクロアチアの女子ハンドボールの強豪クラブであるZametを訪問し、クロアチアにおける学校教育とスポーツ、スポーツ指導者ライセンス、国内リーグのシステム、クラブ運営、シニア以下のカテゴリー、そしてトレーニング環境についてインタビュー調査を実施した。そこでは、ユース年代のトレーニング映像の収集も行った。そして、調査期間中にクロアチア国内で開催されていたザグレブ大学主催の7th International scientific conference on kinesiologyに参加し、「Evaluation of attack-contribution in collegiate women’s handball」というテーマでポスター発表を行った。 次に、6月23~29日にセルビアで開催されたHandball at schoolというハンドボールのトレーニングキャンプに参加し、セルビアにおけるスポーツ指導者ライセンス、国内リーグシステム、シニア以下のカテゴリーの強化システムについてインタビュー調査を実施した。また、キャンプに参加していたモンテネグロ、ルーマニア、イスラエル、ドイツ、スウェーデンの指導者と情報交換を行った。セルビアのユース年代の強化を担当しているSinisa Djukic Djuka氏から、セルビアでは男子中心に競技力の強化が行われているため、調査対象の国としてはセルビアよりもモンテネグロの方が適切であろうと言う助言をもらった。そこで、2014年の最優秀指導者に選出されているモンテネグロの指導者Adzicに本研究の目的を理解してもらい、彼のクラブチームでのトレーニング調査の許可を得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
モンテネグロで行うZRK Buducnostという現地調査の日程調整が合わず、調査の実施を見送ったため分析に必要なデータの収集が揃っていないため。
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今後の研究の推進方策 |
ZRK Buducnost(モンテネグロ、ポドゴリツゥア)において実地調査を実施し、その映像資料を分析し、論文としてまとめる。実地調査期間は6月末または12月末~1月で交渉中である。2016年3月日本ハンドボール学会にて研究成果を発表する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成26年度に実施する予定だった海外における実地調査が受け入れチームとの日程調整が順調にいかず、次年度に実施する予定になったため、旅費に未使用額が生じた。
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次年度使用額の使用計画 |
ZRK Buducnost(モンテネグロ、ポドゴリツァ)での実地調査の旅費として使用する。
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