研究課題
若手研究(B)
本研究のテーマは、「遺伝子ドーピングに関する倫理学的枠組みの構築」である。本研究では、遺伝子ドーピングとはなにかをまず明示した。また、遺伝子ドーピングに関する先行研究を整理して、どのような倫理学的問題が指摘されているのか、遺伝子ドーピングの独自性も踏まえつつ論点を整理した。論点を明確にした上で、それら一つ一つの問題性について、応用倫理学的立場から考察を行った。これらの研究は、最終的に目指される「遺伝子ドーピングの倫理規定」の策定のための土台となる基礎的研究として位置づけられる。
スポーツ倫理・哲学、身体倫理・哲学