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2013 年度 実施状況報告書

スポーツイベントの居心地を規定する要因に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 25750320
研究種目

若手研究(B)

研究機関広島経済大学

研究代表者

渡辺 泰弘  広島経済大学, 経済学部, 助教 (30611610)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード居心地 / 観戦需要 / プロゴルフトーナメント / プロゴルフ観戦者
研究概要

本研究の目的は、スポーツイベントの居心地を規定する要因を明らかにすることである。具体的にはプロゴルフトーナメント観戦者のトーナメント会場内の居心地を規定する要因を明らかにすることを目的とし、対象としたトーナメントのマネジメント方策を提案することである。
研究1年目は、当初の研究計画どおり、先行研究の検討および専門家へのインタビュー調査から、プロゴルフトーナメントにおける観戦行動モデルの理論的枠組みを構築した。具体的には、プロゴルフトーナメント観戦における居心地は、イベントの「観戦需要」が強く影響するのか、周辺サービス(物理的環境)が強く影響するのか、その他要因(e.g., 来場回数、同伴者数、愛着など)が強く影響するのかに焦点をあて、理論的枠組みを構築した。
また、プロゴルフトーナメント観戦者(レギュラーツアーのうち2トーナメント)を対象に、会場内での直接配布直接回収による質問紙調査およびインタビュー調査を実施した。調査では、主に性別、年齢、年間ゴルフラウンド回数、観戦パターン、会場内滞留時間などの特性を明らかにした。具体的には、男性が「7割」、年齢は「40歳以上」、年間ラウンド回数は「平均14ラウンド」、会場内を「あちこち歩き回る」観戦パターン、会場内滞留時間は「平均5.3時間」といった特性である。これらの結果は、トーナメント主催者に対してマネジメント方策を含めた報告書としてフィードバックしている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

本研究の目的はおおむね順調に進展している。平成25年度は、「本研究における理論的枠組みの構築」、「プロゴルフ観戦者の特性を明らかにする」ことを目的としてきた。これら目的について順調に研究を進めることができた。平成26年度も同様の手順により研究を進めていく予定である。

今後の研究の推進方策

研究2年目の平成26年度は、1年目と同様にプロゴルフトーナメント観戦者を対象とした調査を実施する予定である。特に、前年度調査との比較による観戦者の特性を把握するとともに、尺度の妥当性と信頼性の検証を行ったうえで、スポーツイベントにおける居心地を規定する要因を明らかにすることを試みる。

次年度の研究費の使用計画

物品費、人件費・謝金について当初の予定より、少額で済んだために差額が応じている。特に、物品費にかかる費用が研究を進めていくうちにそれほど必要ではなくなったことが理由である。
平成26年度の研究費は主に、国内外学会での研究成果発表に使用するほか、調査に関わる旅費、調査員への謝礼、調査備品購入等に使用する予定である。

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公開日: 2015-05-28  

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