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2013 年度 実施状況報告書

唾液コルチゾールを用いた新たなコンディション評価法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 25750341
研究種目

若手研究(B)

研究機関独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター

研究代表者

大岩 奈青  独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター, スポーツ科学研究部, 研究員 (50443247)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードコルチゾール
研究概要

コンディションの評価にはストレス反応の指標として、安静時のコルチゾール値の変動が用いられている。しかし、安静コルチゾール値を用いる評価は、学術分野では確立されている一方、実際の競技現場ではなかなか導入されないという現状もある。その要因としては、測定法や測定時間等で安静値の評価が異なること、さらに個人差が大きいことがあげられる。そこで本研究では唾液コルチゾールに関する上述の問題を精査し、測定・評価方法を確立するため、
1)短期トレーニング前後における唾液コルチゾールの変化、2)長期トレーニングの期分けに応じた唾液コルチゾールの変化について検討することを目的とした。平成25年度は、以下のことを行った。
1)実験計画および測定ポイントの決定、
2)被験者の策定、
3)測定方法の検討
1)ではコルチゾールの日内変動を考慮して、測定対象となる競技者のトレーニングや生活スタイルに即した現実的な測定ポイントについて検討し、決定した。2)では、競技歴およびトレーニング内容や、長期的なトレーニング計画の有無等、実際に研究をしていくうえで理解のある被験者を探し、協力を依頼した。3)では、唾液の採取方法、測定時の問題点等を明確にし、予備実験を実施したうえで、採取測定方法の詳しいプロトコルについて決定した。次年度以降は短期・長期トレーニングともにトレーニング実験を行いながら、測定および評価方法について確立していく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

測定法を決定するための予備実験、評価方法の確立等について、実際のトレーニング時に導入してもらいやすいように改良を加えた結果、当初よりも時間を要した。加えて、被験者についても、用いる測定方法が通常よりも困難であり、実験への理解や、お互いの興味が合う被験者を探すのに時間がかかった。

今後の研究の推進方策

実験1,2ともに協力してもらう被験者を確定できたこと、測定方法についても決定しているため、今年度から積極的に実験を行い、研究を推進していく。

次年度の研究費の使用計画

実験計画の見直し、被験者への依頼等で実験が次年度以降となったため、実験計上分を繰り越した。
今年度実験1,2ともに被験者も確定し、計画を進めている。実験1については、今年の夏季の強化合宿にて実施し、実験2については、4月からすでに測定を開始しているため、今年1年を通して長期的に測定を進めていく。
測定終了後、実験1、2ともに唾液コルチゾールについては秋から測定を開始し、解析を進める。

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公開日: 2015-05-28  

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