研究課題
若手研究(B)
短期記憶を担う神経回路の動作機構を解明するために、豊富な遺伝学的手法が利用できるキイロショウジョウバエを対象とした新規実験系を構築した。この実験系を用いて、ハエが視覚物体の位置を数秒間記憶し、飛行方向の選択に利用していることを見出した。また、短期記憶課題を行うハエの脳から神経活動を記録することで、バルブと呼ばれる脳領域が、視覚刺激、飛行方向および短期記憶に関連する活動を示すことを明らかにした。
複合領域