研究課題
若手研究(B)
本研究は、アカデメイア派懐疑主義の哲学史的意義の解明に向けて、ヘレニズム・ローマ期の哲学諸学派による個別諸議論を、特にプラトン受容の観点から検討した。その主要な研究成果としては、カルネアデス、クリュシッポス、ムソニウス・ルフスによるプラトン受容に関する論文や学会発表、アプロディシアスのアレクサンドロス『運命について』およびアリストテレス諸伝の日本語訳がある。また、ジョン・グルッカー教授(テルアビブ大)を招いてキケロの哲学的著作に関する研究会を開催した。
西洋古代哲学・倫理学・西洋古典学