本研究は、日本および東アジアで制作されている人形燈籠(lantern)における制作プロセス、制作の担い手、社会的背景を明らかにし、その研究成果をもって、地域間交流の契機とすることを目的として、実地調査による観察および聞き取り調査とその後の比較分析という方法によって実施された。 本研究の比較分析によって、日本と中国・台湾の人形燈籠の制作技法やその社会的背景など共通点および相違点が明らかとなった。また、シンポジウムでの事例紹介や研究報告の中国語への翻訳によって、相互の文化的な地域間交流の起点となった。
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