研究課題
若手研究(B)
平安後期物語である『浜松中納言物語』『夜の寝覚』は、物語の前半や結末に欠巻を抱える物語である。本研究の目的は、外部資料を精読し、平安後期文学の欠巻部分の内容を見定めることを通して、現存部分と欠巻部分を統括的な視点で捉えなおすことである。考察を進めた結果、現存部分のみを対象とした断片的な考察では見えてこなかった物語の特質を明らかにすることができた。
国文学