研究課題/領域番号 |
25770123
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
乗松 亨平 同志社大学, グローバル地域文化学部, 助教 (40588711)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | ロシア文学 / ナショナリズム / 現代思想 |
研究実績の概要 |
平成25年度に、当初期待していた以上の研究調査の進展があったので、平成26年度は、すでに収集した資料の分析を進めるとともに、最終成果の公表にむけての準備にもっぱら集中した。そのため成果発表は、国際比較文学会・文学理論部会での口頭発表のみとなったが、世界各国の代表委員が集まった部会での発表と意見のやりとりは、本研究課題を国際的な文脈から検討するうえで、きわめて有益であった。また、平成27年3月21日には、韓国・ソウルの韓国外語大学で開催された研究会「19~20世紀ロシア文化の進化(第2部)」に参加した。この研究会を組織したキム・スファン氏(韓国外語大学准教授)は、平成27年度に本研究課題で日本に招聘予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成25年度の進捗が予定以上であった分、平成26年度は最終成果の公表にむけての準備に専念した。その準備は順調に進んでおり、平成27年度中に、日本国内および国際学会において、本研究課題の成果を公表できる見込みである。
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題の成果の公表を、主に2つの媒体で行うべく準備を進めている。ひとつは日本語の著書であり、平成27年度中の出版を予定している。もうひとつは、平成27年8月に幕張で開催される国際中欧・東欧研究協議会の世界大会であり、ロシアから著名な社会学者のレフ・グトコフ(平成25年度に本研究課題でインタビューを実施した)、若手を代表する政治哲学者アルテミー・マグーン、韓国からやはり若手を代表するロシア文化理論の研究者キム・スファンを招聘することとし、自分を含めて発表パネルを組織した。この学会での意見のやりとりを経て、本研究課題に関する成果をまとめたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成25年度までに本研究課題の調査が予定以上に進展したため、平成26年度は、次年度における成果公表の準備に専念した。平成27年度に幕張で開催される国際中欧・東欧研究評議会の世界大会に、国際的に著名な研究者を多く招聘するための費用に、平成26年度に使用予定であった研究補助も充てることにした。
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次年度使用額の使用計画 |
平成27年度に幕張で開催される国際中欧・東欧研究評議会の世界大会に、ロシアから2名、韓国から1名の研究者を招聘する。なかでも、ロシアから招聘予定のレフ・グトコフは、リベラル系世論調査機関レヴァダ・センターの所長を務める、現代ロシアを代表する社会学者であるが、高齢のため健康状態に配慮し、ビジネスクラスの航空券を手配する必要がある。
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