本研究では、世界最大規模(100万語、182時間、200名の通訳者)の音声対訳データベースであり、かつ、基礎的なアノテーション(単語レベルの言語情報・時間情報、発話単位の対応情報)が付与された、名古屋大学同時通訳データベースに対して、高度なアノテーション情報(構文レベルの言語情報、モーラ単位の時間情報、単語単位の対応情報)を付与し、かつ、高機能な視覚化ツールを開発・利用することで、多角的な視点に基づいた定量的な分析を実施し、これまで明らかにされていない同時通訳者の通訳プロセスを解明することを目的に実施した。 本研究により、同時通訳者のタイプ分類、及び、通訳の欠落現象に関して成果があった。
|