研究課題
若手研究(B)
言語がその歴史上示す音韻変化は多岐にわたる。その個別事例の中には、生起の条件が明らかになっていないものも少なくない。本研究は印欧語族イタリック語派に注目し、とりわけその代表格であるラテン語からそのような事例を多く採取し、変化の背景要因を明らかにすることを目指した。その結果、印欧祖語からラテン語にいたる歴史の中で新たに生じたパターンがモデルとなって二次的にひき起こされた音韻変化、さらには語形の変化等があることが明らかとなった。
人文学