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2016 年度 実績報告書

文処理過程における言語情報間の相互作用について

研究課題

研究課題/領域番号 25770168
研究機関立命館大学

研究代表者

大石 衡聴  立命館大学, 総合心理学部, 准教授 (40469896)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード文処理 / 言語理解 / 事象関連電位 / 時間周波数解析 / 事象関連脱同期
研究実績の概要

オンラインで文を処理している際の脳活動について検討するにあたっては、一般的に事象関連電位 (Event-related potentials: ERPs) が指標として用いられている。本科研では、自発脳波データに時間周波数解析を実施することによって観察が可能となる脳の律動的活動 (oscillatory activity) を指標とすることで、従来の事象関連電位を指標とした研究手法では検討が困難であった文処理過程についても検討が可能となることを示すための研究を実施している。
平成28年度では、「処理エラー」が発生していない場合の文処理過程の内容について検討するにあたって脳の律動的活動を観察することの有用性を実証した。具体的には、処理のある過程で心的表象が二つ以上構築可能な文と一つのみの文とを呈示した際の脳波を比較し、前者のみでアルファ帯域(8-13ヘルツ)で有意に大きな事象関連脱同期 (Event-related desynchronization) が観察された。以上の実験結果をもとに、事象関連電位のみならず、律動的活動もあわせて用いることによって文処理システムの実態により深く迫ることができることを示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳の律動的活動から文処理過程を探る試み2017

    • 著者名/発表者名
      大石衡聴
    • 学会等名
      第2回坂本勉記念神経科学研究会
    • 発表場所
      大正大学(東京都)
    • 年月日
      2017-02-19

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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