最終年度はこれまでの研究成果の一部をまとめて発表することに加え、残っていた声調言語を母語とする日本語学習者によるデータの収集を実施した。具体的には、以下の通りである。 (1)昨年度収集したデータの分析を行い、2015年6月及び2016年2月末に口頭発表を行い、フロアから有益なコメントを頂くことができた。 (2)新たに行った実験では、これまでのデータとは属性の異なる学習者のデータを得ることができた。そのデータの分析を行った結果、これまでの知見とは異なる結果を得ることができ、学習者の母語の影響と音韻習得に関する新たな可能性が示唆された。
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