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2013 年度 実施状況報告書

英語プレースメント テストのための 項目バンク 構築

研究課題

研究課題/領域番号 25770210
研究種目

若手研究(B)

研究機関北里大学

研究代表者

市山 陽子  北里大学, 一般教育部, 講師 (50458741)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード項目バンク数増加
研究概要

本研究の目的は下記の二点であった:1)英語プレースメントテストのためのテスト項目バンク(項目数200問のうち上級レベル50問、中級レベル100問、初級レベル50問程度)を構築することで、良質のテスト項目をMoodle NDAPの問題バンク内に整理保存し、必要な時に用途・レベルにあった項目を利用できるようにする。2)英語読解力のコンポーネントスキルの下位レベル処理過程、特に、正書法処理力、音韻処理力、統語力に焦点化することで、市販のテストでは測定できない能力を診断する。
本年度の研究実施計画は下記の3点であった。
1)先行研究のレビューを行いテスト項目を整理した上で、各学部で使用される英文教材の英語正書法処理・音韻処理・統語の特徴をとらえた英語正書法処理・音韻処理・統語力テスト項目の作成する。2)テスト項目の中の英語正書法処理・音韻処理・統語力テスト項目を組み合わせた予備実験を実施する。3)テスト項目の妥当性検証及び改良を行う。
本年度は上記3段階のうち、第一段階はほぼ終了した。先行研究レビューにより、特に正書法処理問題および音韻処理問題について各学部で使用される英文教材における「カタカナ英語」の英単語の発現率が一般的な英文よりも高いことを検証した。また項目数は100問(正書法処理+音韻処理問題60問、統語処理問題40問)となった。第二段階についてはMoodleNDAPの動作不良および研究代表者の所属機関の移動もあり、次年度の課題とした。第三段階については既存の問題の改良および新しい問題の改良を行うことで、特に統語処理能力問題を10問増やし統語問題の合計を60問とした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

MoodleNDAPの動作不良があり、パソコンによるテスト実施が困難であったこと、および、研究代表者の所属機関が次年度変更するため項目バンクを利用する被験者が変わることが予想されたため、新所属先で新しいテスト項目の妥当性検証を行うこととした。
MoodleNDAPは新しい所属先では使用不可となるが、代替としてマークシートリーダーで回答を読み込み、RASCH分析ソフトを用いることで研究続行は可能となる。

今後の研究の推進方策

新しいテスト項目の妥当性検証及び改良を行い、英語プレースメントテストのためのテスト項目バンク内の項目数を200問とし、さらに上級50問、中級100問、初級50問程度とする。また研究成果は国内外の学会で発表するとともに論文発表も行う。

次年度の研究費の使用計画

物品費として計上していたパソコン代と書籍代が当初の予定より廉価で購入できたことおよび、データ打ち込み作業がMoodleNDAPの不調および研究代表者の所属機関変更予定により行われなかったため費用が掛からなかったため。
本年度は昨年度から持ち越したテスト項目の妥当性検証がありそのデータ処理作業および、不調だったMoodleNDAPに代わるデータ分析ツールを購入予定。また研究成果発表を予定しており、旅費および宿泊費に使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] A small-scale preliminary study of item bank development to include test items assessing orthographic and phonological processing skills2014

    • 著者名/発表者名
      YOKO ICHIAYMA
    • 雑誌名

      北里大学一般教育紀要

      巻: 19 ページ: 101-112

    • DOI

      1345-0166

    • 査読あり

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公開日: 2015-05-28  

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