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2014 年度 実施状況報告書

質的研究による動機づけを高める方略の開発と応用:データベース化による教育支援研究

研究課題

研究課題/領域番号 25770217
研究機関広島国際大学

研究代表者

田中 博晃  広島国際大学, 看護学部, 講師 (80441575)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワード動機づけ
研究実績の概要

前年度に質的研究を基に作成した方略を用いて,担当クラスにて動機づけの低い学習者,英語が苦手な学習者を対象に,動機づけを高める授業実践法の効果検証を行った。実験クラスを特別設けることなく,研究代表者が担当するクラスに所属する学生を調査協力者としてデータ収集を行った。その際に,動機づけを高める授業実践法を教育的介入とし,通常の授業の一環として調査することで,自然な学習環境でのデータを得られるようにした。実験の前後で動機づけの変動を統計的に捉えるため,プレ測定,中間測定,ポスト測定の3時点で量的・質的データを収集した。その結果,特性レベルの動機づけ,英語授業レベルの動機づけ,そして学習への取り組みの3つの観点で上昇が見られた。特に英語授業レベルの動機づけでの上昇が大きく,効果量(r)で.79の上昇が見られた。現在は研究成果とその課題を取りまとめている段階であり,データベースは更新中のため公開を中断している。なおこれらの研究成果は,当初の計画通りに以下の学会にて研究成果発表された。
1)田中博晃(2014). 英語が苦手な学習者の内発的動機づけと取り組みを高める授業の効果:実践研究による予備的検討, JACET中国四国支部研究大会, 広島市.2)田中博晃(2014). 英語授業レベルの動機づけが低い学習者の内発的動機づけを高める授業の効果:予備的検討, 第45回中国地区英語教育学会, 松江市.3)田中博晃(2014). 習熟度の低い学習者の内発的動機づけと学習への取り組みを高める研究, 日本教育心理学会第56回総会, 神戸市.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ほぼ計画通り進んでおり,次年度も同様の進捗が期待される。

今後の研究の推進方策

引き続き担当クラスにてデータ収集を行いながら,方略の改良や精緻化を行っていく。またデータ数を増やすことで,できるだけ結果の一般化が得られるようにする。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] 特性レベルの内発的動機づけを高める授業と有能性の欲求2014

    • 著者名/発表者名
      田中博晃
    • 雑誌名

      JALT Journal

      巻: 36 ページ: 91-123

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 習熟度の低い学習者の内発的動機づけと学習への取り組みを高める研究2014

    • 著者名/発表者名
      田中博晃
    • 学会等名
      日本教育心理学会第56回総会
    • 発表場所
      神戸国際会議場.
    • 年月日
      2014-11-08
  • [学会発表] 英語授業レベルの動機づけが低い学習者の内発的動機づけを高める授業の効果:予備的検討2014

    • 著者名/発表者名
      田中博晃
    • 学会等名
      第45回中国地区英語教育学会
    • 発表場所
      松江市島根大学
    • 年月日
      2014-06-21
  • [学会発表] 英語が苦手な学習者の内発的動機づけと取り組みを高める授業の効果:実践研究による予備的検討2014

    • 著者名/発表者名
      田中博晃
    • 学会等名
      JACET中国四国支部研究大会
    • 発表場所
      広島市立大学.
    • 年月日
      2014-06-07

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公開日: 2016-06-01  

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