研究課題
若手研究(B)
本研究では、戦前の社会運動に関わった在野法曹(弁護士)について、その原資料・文献を調査し、研究を進めていく環境を整備した。その上で、戦前の自由法曹団を中心とする「社会派弁護士」の社会運動及び法曹界での活動を検討し、1920年代の法体制再編期における在野法曹の運動関与の変容を明らかにした。また、自由法曹団の中心的存在であった布施辰治(1880~1953年)の思想と行動を検討し、とくに研究の進んでいない戦時期の布施の動向について考察を深めた。
日本近代史