研究課題
若手研究(B)
本研究は、鎌倉幕府の最も根幹的な儀礼である「椀飯」儀礼の基礎的研究を通じて武家儀礼研究に再考を促し、儀礼研究を自律的・独立的な学問分野=「中世礼制史」として再構築するための方法論を確立する目的で行われた。まず鎌倉幕府儀礼に関わる史料を収集し、続いて「椀飯」儀礼の起源・沿革・変遷過程などの基礎的考証・検討を行い、儀礼的意義や、そこに表現された当該期の思考様式・社会構造・政治的変動などを論証・解明・展望した。
日本中世史