研究課題
若手研究(B)
弥生・古墳時代の列島出土鏡の網羅的集成を実施し、データの精度・分量・実用度の点で、従来の集成を遙かに凌駕する集成を完成させた。その上で、古墳時代の銅鏡に関する学史的研究、流通と保有の意味の闡究、倭製鏡の出現経緯、鏡の数量的研究、人骨と副葬鏡との相関関係、文献史と考古学からの鏡研究の摸索など、非常に多角的な視点からの研究を実施した。本研究を通じて、資料面・研究視角面の双方において、列島の鏡研究に重要かつ新たな地平を切り開いた。
考古学