2000年代以降の廃棄物リサイクルのグローバル化をふまえ,本研究は,国際資源循環や廃棄物リサイクルにかかわるアクターに注目し,廃棄物リサイクルのグローバル化とそのインパクトについて追究することを目的とした。しかし,途中で研究計画を変更し,廃棄物リサイクルのグローバル化という状況下における,日本の廃棄物リサイクルの変化と課題に焦点を絞って研究を進めた。その結果,①住民主体のリサイクル活動である集団回収の特徴,②2000年代以降における日本のごみ減少の傾向,③離島地域におけるごみ管理・リサイクルの特徴と課題,の3点について一定の研究成果を得た。
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