研究課題
若手研究(B)
本研究の成果は、以下のとおりである。第一に、本研究はグローバルな比較研究の視座にたちつつ、研究対象地域の固有性や、日本の都市下層労働市場が有する特異性を明らかにした。第二に、寄せ場の労働市場にいてこれまで見落とされてきた造船業および港湾運送業に焦点をあてることにより、釜ヶ崎が歴史的に有する「木津川造船」や大阪港と関係性を明らかにした。第三に、これらの研究成果により、グローバルな空間編成過程とローカルな場所の社会文化の変容との相互関係を明らかにした。
人文地理学