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2014 年度 実施状況報告書

「感情の地理学」の体系化に関する研究:地域における効果的な自殺対策に向けて

研究課題

研究課題/領域番号 25770300
研究機関近畿大学

研究代表者

村田 陽平  近畿大学, 文芸学部, 講師 (10461021)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードメンタルヘルス
研究実績の概要

今年度は、現代の日本の自殺対策において重要な課題となるメンタルヘルスに焦点を当ててた取り組んだ。具体的には、文献・資料調査とフィールドワークを実施した。文献・資料調査に関しては、最近の心理学などで注目されているマインドフルネスやアサーション、ACTなどの諸理論がどのようにメンタルヘルスの向上や自殺対策に活かせるのかを検討した。フィールドワークに関しては、メンタルヘルスツーリズム、ウエルネスツーリズム、グリーンツーリズム、森林セラピーなどの取り組みに注目した。とくにメンタルヘルスツーリズムは、自然に囲まれた環境で、五感を活性化させることや心理学的なセラピーを受けることなどで、メンタルヘルスの維持向上を図るものであり、新しい視点として注目に値する。今年度は、具体的に実施している施設を訪問し、その取り組みや課題を検討した。そこでは、施設運営やプログラム、地域との連携などが課題としてあり、その中で、メンタルヘルス対策を積極的に取り組んでいることが判明した。
また、この他に、ニコチン依存症という人間のメンタルヘルスに大きな影響を与えるタバコ問題についても取り組んだ。海外では、能動喫煙および受動喫煙に関わる問題が、心理的な問題として捉えられ、積極的な取り組みが行われているのに対して、日本では、既得権益に基づいたタバコ企業の文化戦略という構造的な側面により、タバコ問題が十分に取り組まれないため、多くの人々のメンタルヘルスに負の影響を与えていることを検討した。

現在までの達成度
現在までの達成度

2: おおむね順調に進展している

理由

多様な文献・資料調査やフィールドワークを実施することができ、おおむね順調に進展している

今後の研究の推進方策

今後の研究推進方策としては、引き続きフィールドワークの実施とともに、理論的側面の検討を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

冬期から春期に予定していたフィールドワークがスケジュールの都合上実施できなかったため。

次年度使用額の使用計画

文献・資料調査やフィールドワークとして使用する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] ロスト・イン・トランスレーション:日本におけるタバコ産業の文化戦略2014

    • 著者名/発表者名
      村田陽平
    • 雑誌名

      日本小児科医会会報

      巻: 47 ページ: 76-84

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公開日: 2016-06-01  

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