本研究プロジェクトでは、ブルキナファソのイスラーム教育機関である、クルアーン学校の生徒(タリベ)の日常生活と、近代教育が浸透しつつある中でのクルアーン学校の生存戦略に関する文化人類学的研究を敢行した。 本研究の調査は2013年度~2016年度にかけ、ワガドゥグ市シグ・ノーゲン地区の約30校の学校を対象に、文化人類学的な調査手法を用いて行った。 これらの成果は、論文3本、報告書1本、学会等口頭発表14件で公開した。2015年3月に本課題の成果を元に、ガストン・ベルジェ大学(セネガル)において、セネガル、フランス、日本の研究者、NGO関係者を集めてシンポジウムを開催するなど、国際発信にも力を入れた。
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