研究課題
若手研究(B)
本研究は、フランス不法行為法を参照しつつ、不法行為責任の効果としての「賠償」概念についての理論的検討の深化を試みたものである。損害の「賠償」は、一方で責任主体が負う債務の内容として把握されるが、他方で、被害者がそれによって受ける救済の内容としても把握されるべきものであり、賠償は被害者の救済に至るプロセスとして段階的・分析的に検討すべきである。
民法