研究課題
若手研究(B)
本研究では、第二次大戦後の朝鮮独立統一問題の解決を規定した国際関係を実証的に解明することを目的に、朝鮮独立問題をめぐる議論を主導した米国と、国連臨時朝鮮委員会(UNTCOK)で単独選挙実施と分断政府樹立に反対意見を提起したオーストラリアとカナダのそれぞれの主張やその背景を跡づけた。特に、各国間の関係性に注目しながら分析し、大戦後の国際秩序再編と冷戦の開始が議論にどのような影響を与えたのかを考察した。
東アジア国際関係史