「自身の結果を変えないままに他の入札者の厚生に影響を与えるような入札はできない」という非介入性の要請を、効率性・匿名性・個人合理性の要請と同時に満たすオークションルールは全てのオークションルールの中で第1価格オークションのみであり、したがって第1価格オークションと(既存の研究で中心な役割を果たしてきた)第2価格オークションとの関係が「耐戦略性を求めるか、非介入性を求めるか」というトレードオフ関係であることを明らかにした。加えて、一般的な環境やマッチング環境における耐戦略性と非介入性に関連する研究を行った。
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