研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,意思決定システムとインセンティブシステム,コミュニケーションを含んだフレームワークの開発にある.分析の結果は以下の通り.(1)分権的意思決定と集権的意思決定における基本的なトレードオフは,セルフコミットメントコストとインセンティブコストにある,(2)これらのコストはコミュニケーションシステムと相互依存関係がある,(3)複数部門間の関係を分析した場合,例えすべての部門が同質的であったとしても非対称な情報開示が望ましい,ことを明らかにした.
組織の経済学