本研究では、マクロ経済的な結果に対する、いくつかの種類の労働改革政策の定量的な効果を調査する。主要な調査結果は以下の通りである。(1)熟練労働者の解雇費用を低減する労働改革により、生産性と生産高と労働者の福祉への好ましい効果が最大になる。(2)労働市場が厳しく規制されている場合、労働改革がかなり大きな効果を生む。逆に、市場があまり規制されていない場合、この労働改革の政策の効果はごくわずかである。
この研究は2つの国際学会にて発表されており、今年の6月に米国のポートランドで開催されるWEAIの国際学会において発表される予定である。そして、この研究論文を国際的な学術誌に今年の夏に投稿する予定である。
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