本科研中の平成27年に京都で開催された国際経済史会議でパネル報告を行い、アメリカ南部地域の長期的経済発展についてノースカロライナ大学のピーター・コクラニス教授をはじめ、複数のアメリカ人研究者と本科研の関連内容について発表した。さらにコーネル大学のエドワード・バプティスト教授と南部逃亡奴隷の研究について共同研究、さらにアメリカ資本主義発展の研究グループとの研究交流が開始し、平成28年度夏にコーネル大学で招待講演と資料収集を行った。デジタル化された奴隷貿易関連資料や統計資料などの収集も行い、これらをもとに本科研の最終成果となる論考が準備されている。
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